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吾亦紅という歌を聞いています。

今日は父親の四十九日でした。
きのう弟も、香港からきたのですが、男泣きに泣いていました。

とうちゃんは、オロナミンCが好きで、買ってきてくれと言われても、
オロナミンCは高いからチオビタで我慢しな、とか
言ってしまった親不孝な自分をしみじみ反省しています。

あなたにあなたに今会ってみたい
あなたにあなたに見ていてほしい
髪に白髪がまじりはじめてもも、俺、死ぬまであなたの子供

まだ一か月と少ししか経っていないのに
とうちゃんはいつもそこにいる
そんな気がします

実際はあたしの前にはいない
妹のところにいるらしい(霊感の強い人がそう言った笑)


だけどね
きのうの夜不思議なことがあった

7月にとうちゃんがきたときに使っていた歯ブラシに
なぜか歯磨き粉がついていた
とうちゃんは歯磨きが好きだったの

犯人は誰もいない


とうちゃん
霊山に行く前に歯磨きがしたかったのかな

弟が
クリスタルで作ったとうちゃんのオブジェをくれた
とうちゃんの笑顔がすごくいい


きのうの夜はみんなでとうちゃんの写真を見た
とうちゃんはいつもあたしの理想
とうちゃんが最高


あさり狩りに行ったね
一緒に旅行も何回も
だけど


何回行ってもまだ足りない
もっと一緒に旅行に行きたかった
最後に行ったときは
家族風呂で一緒に入ったよね

体の具合が悪かったから
誰か一人がついているだけでは心配だったから
みんなで


すごく楽しかったよね
とうちゃんビデオの中でヴイサインしてる
今もブイサインしてるかな


ねえ
なんでこんなに早く死んじゃったのかな
3年待ってくれって言ってたのに
ぽろっと死んじゃった


とうちゃんのことを思い出すよ

線香がつきにくかった
とうちゃんはしにたくなかったんだろう
まだまだ
生きていたかったのかもしれないよね


でも
痛いこととか苦しいことから解放されて
きっと今は楽だ

とうちゃん
痛いことなんかないんでしょ

成仏は子供の責任
大丈夫



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【2007/10/29 01:26】 | 未分類 トラックバック(0) |

ご冥福をお祈りいたします
久しぶりに訪ねてみたら・・・。
お父様、お亡くなりになっていたのですね。
遅くなりましたが・・・ご冥福をお祈りいたします。

あやこさん、寂しくなりましたね。
その寂しさは、なかなか癒えるものではないでしょうが、どうぞ思い出を大事にして日々過ごしてくださいね。

ありがとー
あやこ
とってもおひさしぶりですね。
お元気ですか?
また話したいよぅw

四十九日も済んで、だいぶ落ち着いてきちゃった。
父親っこだったからねえー。なんだかね。


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そういえばすっかり忘れていたが
8月から市議会議員の選挙のお手伝いをしてた
もちろんお手伝いした候補は当選
大勝利だった

選挙の2日前にとうちゃんが死んだから
選挙のお手伝いはラスト2日はできなかった
友引の関係で
選挙の当日がお通夜になった

期日前投票をしていなかったから
なんとなくせわしい中投票に出かけた
選挙の当日は選挙運動ができないから
幸いなことに、選挙運動で知り合いになった人たちが
お手伝いにかけつけてくれた

引っ越したばかりで知り合いもいなくて
長男である弟は22日に香港から帰国
どこでお葬式をやったらいいのか皆目見当もつかず
選挙事務所で毎日顔を合わせていた人たちが心配して連絡をくれて
どうしたらいいのかわからないと話したら手配をしてくれた

とうちゃんのために選挙運動を手伝っていたのかと思うくらいに
スムーズにいろいろとやってもらえて本当に助かった
とうちゃんの兄弟も、東京でやるよりも近いからと
病気のおじさんたちや生家の近くのおじさん、遠縁の親戚まで
みんなでそろってきてくれた
だからこっちでやってよかった

家族でやるつもりだったから東京の知り合いには連絡をしなくて
それでも出かける予定だったいくつかの予定をキャンセルして
電報をもらったりいろいろと友達にもお世話になった

おとうちゃんはとてもいい顔をしてた
ほんのり笑顔で顔色もよくて
去年恩師が亡くなったとき白蠟のような顔色だったけれども
とうちゃんは焼き場に行くまで肌色の笑顔だった

あんまり顔色がいいので
最後のお棺にはくぎを入れなかった
もしかしたら間に合うかもしれない
とうちゃんは戻ってくるかもしれない
だから釘は打たないでください

いつもかぶっていた帽子と
この夏に買った長そでのポロシャツ
大好きだったコーヒーと
みかん、梨、りんご、栗、おまんじゅう
それと毎回買っていたけど一度も億万長者にはならなかった宝くじ

よく東銀座まで買いに行ってこいとか
今回は新橋からいいにおいがするとか
そんな話をしていたよね

おしきみとゆりの花にかこまれて
とうちゃんのお棺はふたを閉じた

最後のときに
   妹が泣き崩れて

見ずらいから泣くなと肩を抱いた



煙が空高く舞い上がりとうちゃんの最後を狼煙にして霊山に伝えた

病気ばかりしていたわりに
とうちゃんの骨は白く大きかった
最後の最後に大腿骨頚部骨折までしてしまい
手術をしたのは亡くなる1か月半前
なんで好き好んで苦行をするのかと涙が出たけれども
幸いぽきりと2つに折れたということでビス2本で留める
手術でいいと医者が言った

そのビスを探したけれどもわからなかった


昔胃潰瘍と十二指腸潰瘍になったときに
食事が食べられなくて毎日ぐったりして
夜になると毛布をかぶってげんなりしていたとき
とうちゃんは隣に座って肩を抱いてくれたっけ

とうちゃんはがんになったはずだったのだけど
今よくよく考えてみたら
抗がん剤治療をしなかった
あれはがんじゃなかったのだろうか
今になって不思議でしょうがないのだけど
確かにがんの手術をして切除したはずなのだ
そらまめの形をしたシルバーの入れ物に、切除した部位を
入れて見せられたのだから
胃に小さな転移があったが切除しきれなかったと言われたはずだ

とうちゃんに、がんだというとショックを受けるから
悪性腫瘍ができていて、悪性だからとらなきゃならないんで
手術をすると伝えた
悪性腫瘍ってがんのことだけど
とうちゃんにはわからなかったみたい(笑

とうちゃんはがんになったことを知らなかった
知らなかったはずだけど

5年ほど前にとうちゃんの妹が(わたしのおば)
 
 にいさん、もうがんは完治したんだなぁ、よかったなぁ

と話してしまったそうだ
そのときとうちゃんは

 おれはがんだったのか?

と呆然としていたそうだ(笑
だって5年前と言ったらもう手術して12年か13年経っていたから
再発もなにもなかった話だ

あちこち悪かったとうちゃんは検査だけはしてた
どこか悪くなるとすぐに検査したり入院したから
がんの再発はないかと毎回確認した


そうそう
わたしはコレステロールが殺人的に足りない
やせているわけじゃないけど足りない
これはとうちゃんの遺伝
とうちゃんがやっぱりコレステロールが足りなかった
とうちゃんもわたしも先天性

検査の前には毎日ゆで卵を食べ、おやつにはイカフライ
生クリームのケーキやマヨネーズたっぷりのサラダ
そこまでしてもコレステロール値は平均の半分以下

多すぎると困るけどなくても困るコレステロール
炎症が治りにくいとか、元気が出ないとかいろいろあるけど
とりあえずよく似ているのが体質

妹は歩いている後姿がとうちゃんに似ている
弟はお酒を飲むところがよく似ている(大酒飲みw)
みんなとうちゃんからなにかをもらっているのだ

なんだかだらだらととうちゃんのことを書いてしまった
そろそろやめよう・・・w





【2007/10/19 01:42】 | 未分類 トラックバック(0) |
引っ越してから、うちのビルには店子が増えない
増えないどころか減ってしまった

店子収入を見込んで、退職金をはたいて引っ越してきたのだが、
すっかりもくろみがはずれた格好である
場所は悪くないのだがいかんせん景気がよろしくないから
どうしようもないのかもしれんと思いながら

それでも、知りあいになった人や近所の人に、なかなか入らない
なんて話しをちらほらとしたりしていたが
先日ついに下見にきた
近所の不動産やさんを紹介されたのだ

引っ越したときに買った不動産やはまったく売る気がないようで
ちっともだったので、諦めていたのだが
よくよく聞いてみたら、近所の不動産やに聞くのが当たり前と言われた
確かにここを買った不動産やは、駅が1つ向こうだ
(田舎の駅だからかなり距離はあるのだ)

このあたりの元締めをしているという不動産やさんに聞いてみたら
そのビルは一等地だから紹介できますよと言われた
なぁんだ・・・

近所の不動産やさんに相談すりゃよかったのか
もしかしたら大きいフロアに借りてがつくかも
そしたら収入が一気に2倍だ

実は先週税務署から電話があって
不動産取得税の金額を言ってきやがったのだ
なーんとそれは150万円
固定資産税が120万円
家賃収入も見込めないというのになんて金額を言ってきやがるのだ
わたくし無職でござんす
パートに出かけても月10万円を稼ぐのは大変
月10万円パートで働いても全部が固定資産税になるという計算になる
なんて恐ろしいこと


店子候補はヤヴァくないのか
あれこれ調べたりして先週からまた忙しかった
不動産やさんに行くのに、このビルのいろんな寸法なんかも
もちろん持っていかなければならないし

来週はとうちゃんの四十九日でまたきょうだいがくる
とうちゃんが死んだと悲しむことはそんなにない
せわしなく過ぎて行ってしまう

毎朝コーヒーをとうちゃんに供えてから飲む
そのときにふっと悲しみが押し寄せてくる
いろいろな後悔いろいろな反省
とうちゃんのしぐさや口癖
とうちゃんがずっと大事にしていた本を広げた時のしおり
とうちゃんが元気だったときに使っていた名刺の裏のメモ

そんなものを見るとどうしても

さっぱりとな
とうちゃんの口癖だ

おれが逝ってしまってもおまえたちは元気でいろよ
さっぱりとな

きっととうちゃんはそう言ってる
とうちゃんが逝っちゃって
わたしが逝くときは誰もいないよ
さっぱりとな

今日は暑いから豆腐買ってきたよ というと
そうか、さっぱりとな といつもとうちゃんは言った


なにかドジなことをすると
とうちゃんはいつも手を叩いて喜んだものだ
親のくせに子供のドジで喜ぶなんて

いつも言葉をさかさまに言う
おしっこに行くときはぺんしょん
bensyonではなく、pensyon
山口百恵が好きだったとうちゃんは
百恵ちゃんがペンションの経営をしたときにはおしっこに行くときは
百恵ちゃんちに行く、と言ったものだ
カラオケを歌うときは加藤登紀子
歌を聞くときは田端義夫
ナミノセニセニ ユラレテユレテ

今世で病気ばかりしていたとうちゃん
苦しかっただろう 痛かっただろう
どうしてそんなに修行を急ぐのかといつも思っていた

肺炎で入院したときに
伸びた足の爪を切ったら
ちょっとだけ指先に食い込んだ
とうちゃんすっごく痛がって
それ以来爪を切るときは毎度毎度うるさいくらいに
気をつけろと

とうちゃんの遺影は笑っているよ
きっと今は苦しみも痛みもないんだね
とうちゃんが思っているよりもっともっと
みんなとうちゃんのことを大好きだった

もっともっといい娘でいればよかった
一緒に住もうと思えば住めたのかもしれない
お金なんかなくてもよかったのに
働かずに一緒に暮らせばよかったのかもしれない

今世で十分とうちゃんは修行をした
だから

きっと来世はずっとずっと幸せになるに違いない
願わくば来世またとうちゃんと一緒に生きていけますよう


毎日毎日生きることは修行だ



【2007/10/18 00:38】 | 未分類 トラックバック(0) |
とうちゃんと一緒に7月にいなかに行ったとき
今考えたら、それが最後の生家を見るときになってしまったのだけど

とうちゃんのおねえさんがかぼちゃを2つ、くれた。
とうちゃんはかぼちゃが大好きで

でも、食べ物をいっぱいもらったのでかぼちゃの出番がなかった
気になっていたのだがお葬式が終わってから妹に1つあげた

なんにちか経って妹が、今日はかぼちゃを食べようと思いながら
パートに出かけたら
パート先の霊感の強いおばさんが

 「おとうさん、今あなたのところにいるわよ
  今日のおかずはかぼちゃかな、と言ってるわよ」

と言われたそうだ(笑
妹、大喜びで電話をかけてきて
 
 「どうしておねえちゃんのところではなくわたしのところなのかな」

なんていうわけよ(笑
末っ子だし、孫もいるから、気になっているんじゃないの、と
笑いながら話した

とうちゃんは、とっても人気もの(笑
香港に帰った弟にその話をしたら弟は、

 「海を超えておれんとこにもきてくれるかな」

とうちゃん、罪つくりなのである(笑)


その話を、ある人にしたら、

 「この間、佐藤愛子の<私の遺言>という本を読んだら面白かった
  その本のことを思い出した」

と言われたのでさっそくその本も読んでみた
その前から、立花隆の<臨死体験>という本を読んでいた


とうちゃんは、あっという間に死んでしまった
ご臨終ですとか、危篤ですとか、そんな言葉もなく
がくっと首がたれて、もう心臓が止まっていたそうだ
苦しむこともなく、本人は死んだと思っていないのではないか、と
医者が言ったものだ

だから
とうちゃんは苦しかったのだろうか
とうちゃんは痛かったのだろうか
そればかりが気になって
残す言葉があったんじゃないだろうか
そればかりが気になって

死ぬってどういうことだろうと
ずっとずっと本を読んだりいろんな人と話したりした

結論なんか出るわけがないし、わかるわけもないけど、でも
なにかを知りたくて、読まないわけにはいかなかった

死ぬということは、無に帰るということではなく、
次のステージに行くことなんだとなんとなく思ったときに、
とうちゃんが死んだことを悲しんではいけないのだと思った

在在諸仏土常世師俱生(ざいざいしょぶつどじょうよしぐしょう)
生きる死ぬのタイミングがいつも一緒のはず
きっと前世もとうちゃんと一緒だった
ママンも、兄弟も、友達も、昔の彼氏も、だんなも、きっとずっと
一緒に今世での使命を果たし、生きる修行を積んできたのだろう

とうちゃん、またすぐ会おうね


【2007/10/18 00:05】 | 未分類 トラックバック(0) |